最近コロナウイルスの影響もあり、「免疫力」というワードを多く耳にするようになりました。
そして、この免疫力を高める為には「体温」を上げることだとされています。
なぜならウイルスは熱に弱いからです。
ですので冬と夏を比較すると、圧倒的に冬の方が風邪やインフルエンザなどの病気にかかる可能性が高くなるのです。
つまり、乾燥しやすい冬の時期でも体の体温が高ければ病気になる可能性を抑えれるという事です。
では、なぜ体の体温を上げると免疫力が上げると言われているのか。
今回はその2つの理由をお話します。
免疫力とは
免疫とは体内で発生したガン細胞や外から侵入した細菌やウイルスなどを常に監視し撃退する自己防衛システムのことです。免疫の仕組みは実に精巧にできており、いくつもの免疫細胞が協調しあって働いています。” “人間の身体の中では毎日、がん細胞などの異物(身体に害をもたらす細胞)ができます。 では多くの人はなぜ、発病しないのでしょうか? それはさまざまな免疫細胞が連動し、ガンを死滅させるために働いているからです。もし、免疫というシステムが体から無くなったとしたら、私たちはすぐに何らかの病気にかかってしまうのです。” 免疫システムは15歳までに出来上がります。20歳を超えると、免疫力は落ちていきます。 引用:http://www.e-shigenoya.jp/honey/immune.html
つまり、免疫力とは細菌やウイルスを撃退する防衛システムのことであり人間はこの免疫細胞によって様々な病気から守っているのです。
免疫力が低下すると、ウイルスが進入しやすくなり病気にかかる可能性が上がります。
健康的な生活を送る為に、免疫力を意識しそれを高めていくことが重要です。
免疫力を高める方法はいくつもありますが、免疫力アップの食事やサプリメントなどを積極的に取り入れることで上がりやすくなります。
体温が高くなると免疫力が高まる理由
ここからが本題です。
なぜ、体温が高くなると「免疫力」が高くなるといわれているのか。
理由は以下の2つです。
- 血液の流れが良くなる
- 酸素の活性が高まる
①:血液の流れが良くなる
血流が良くなると免疫力が高まるのは、そもそも免疫機能を持った「白血球」が血液中に存在しているからです。
血液の役割は、私たちの体の細胞に栄養素や酸素を送り届けるという役割をしています。
しかし、それだけではありません。
血液にはもう一つ役割があり、それが「免疫システム」です。
白血球が血液を通して体の中に巡らせることで、体内の異物を発見し対処するからです。
こうした白血球の対処により、人は侵入したウイルスや細菌を排除し健康的な体を保っているのです。
しかし、この時に体温が低いと白血球が素早く異物を発見することができず免疫機能がウイルスや細菌に負け結果的に病気にかかるのです。
ですので、常に体温が高い状態を保ち血液の流れを良くすることが免疫力の向上に繋がるのです。
②:酸素の活性が高める
酸素が最も活性化される体温は実は37度台とされています。
つまり、体温が高ければ高いほど酸素が活性化され免疫力が高くなるのです。
風邪をひいた時に発熱するのもこれが理由です。
体の中に侵入したウイルスを撃退する為に、血行をよくすると共に酸素活性を高めようとすることで、免疫力が高まるのです。
酸素は熱に弱いんじゃないの?という声もありますが、酸素は48度以上でなければ壊れません。
人の体温が48度以上になることはないので、ここは心配する必要はありません。
体温を上げる最も効果的な方法は「筋トレ」
体温を上げるに最も適した方法は筋肉を鍛える、つまり筋トレです。
これを聞くと、「また筋肉バカが何か言っている」と思われるかもしれませんが、これは事実です。
筋肉は最大の熱産生器官です。
男性よりも、女性の方が体温が低いのも筋力が関係しているからです。
ここでの重要ポイントは、「筋肉を増やす」ではなく「筋肉を鍛える」ということに意味があるのです。
もちろん、筋トレをしていればそれなりに筋肉は発達していきますが、日頃から筋肉に刺激を与えるだけで定期的な体温アップにつながるのです。
まとめ
なぜ体温が高いと免疫力が高まるといわれているのか。
それは、血液の流れが良くなる事と酸素の活性が高まる為だとお話ししました。
そして、体温を上げるためには様々な方法がありますが一番手取り早く基礎体温を上げる為には、筋肉を鍛えることが一番効果的だといえます。
秋・冬の乾燥シーズンの前に筋トレをして、免疫力を高めていけばウイルスに感染するリスクが低くなります。
さぁ、今すぐ筋トレをしましょう!!
最後までご覧頂きありがとうございました。