日常生活の乱れから引き起こされる生活習慣病。最近でもこの生活習慣病は増加傾向にあり、健康寿命を妨げる要因になっています。
生活習慣病の中で最も多いのが、「糖尿病」による高血圧です。
その原因の多くが、内臓脂肪肥満で内臓に蓄積された脂肪から分泌される物質だと言われています。
つまり、太りすぎという事が問題で、その結果様々な生活習慣病を引き起こす可能性が高くなるという事です。
このような事を未然に防ぐためには、普段の食事や生活習慣を見直さなければなりません。
そして、何よりライフサイクルに運動を取り入れることが重要です。
生活習慣病の現状
生活習慣病の代表格のひとつが糖尿病です。
日本では診断基準ができた1955年まで、ほとんど糖尿病の人はいませんでしたが、2007年には約40倍の890万人に膨れ上り、2016年には糖尿病有病者、予備軍ともに1000万人を突破。
世界ワースト10となっている現状です。
厚生労働省の「国民栄養調査」によると、BMI25以上の肥満者(男性)の割合は1980年以降増加しています。
肥満の原因は、単なる食べ過ぎと思う方も多いですが実はそれだけでなく、他にも原因があるのです。
BMIと肥満度を表す指標として国際的に用いられている体格指数
この数値が高ければ高いほど肥満度が高い
肥満の原因は食べ過ぎではなかった
現代は飽食の時代と言われています。
厚生労働省「国民栄養調査」によると、現代の平均摂取カロリーは1846カロリーです。
それに比べて、終戦直後の1946年は1903カロリーと実は昔の方が食べる量は増えているのです。
現代の方が食事が減っているのに、肥満が増者が増えている。
つまり、現代の肥満の原因は食べ過ぎではなく運動不足と考えることができます。
太る絶対条件として、摂取カロリー>消費カロリーですので、食べた以上に運動をして消費すれば太ることはなく、肥満を防ぐことができます。
なぜ、現代の運動量が減ったのか
肥満の原因は、ライフスタイルの変化にあります。
昔に比べ、現代は文明が進化し効率よくかつ、手間をかけない生産性重視の生活になった為あらゆる事が利便化しています。
例えば、外に出ずにパソコンひとつあれば仕事もできるようになり1日中デスクークで座りっぱなしの生活になっています。
他にも、交通整備が整い、車での移動が増えました。
そして、家では洗い物、洗濯物も機械化され生活が便利になった分、カロリーを消費する機会が減りました。
つまり、意図的に運動量を減らしたわけではなく、自然と運動不足になる環境をつくっていたという事です。
人間は1日に約16時間起きていますがその間、立っているだけでもカロリーは消費されます。
しかも、消費カロリーは座っているときの1.2倍です。日々の暮らしの中で座っている時間を減らすだけでも肥満を防ぐということに繋がっているのです。
【仕事が忙しくてジムにいけない】でもダイエットしたい!