女性の中で、一番悩みが多いダイエット。
体重は減っているのに、なぜか体脂肪は上がっている。これでダイエット成功!と思っていたのにリバウンドが始まります。
これはよくある、典型的な「隠れ肥満」と言われるものです。
この原因は筋肉量の低下です。最近は糖質制限ダイエットも流行っており、炭水化物を抜いた食事をしておけばダイエットができると思っている人は多いですが、実はこれでは、筋肉が減るのですぐにリバウンドするのです。
ではなぜ、そもそも女性は脂肪が付きやすいのか?
そんな悩み持っている人に今回は女性が太りやすい3つの理由を解説していきます。
理由その1:体質
まず1つ目の理由が体質です。
どのように太っていくのか、太る時期はいつなのか?という疑問について、まずは男性と比較してみましょう。
男性は20代をピークにどんどん太っていきます。これは、社会人になり仕事へのストレス、また生活リズムの変化などで脂肪が溜まりやすくなり、肥満になる傾向があります。
それに対して女性は、出産・育児・更年期という生理的にステップを経て少しずつ太っていきます。
その為、男性であれば運動や規則正しい生活などの生活習慣を見直すだけで、痩せる効果は出やすいですが、女性は生活習慣を見直してもなかなか成果が出にくいのです。
女性の肥満者の割合を年代別に見ると30歳〜39歳で25%、40〜49歳で30%、50〜59歳で35%ということで年齢を重ねるごとに脂肪は蓄積されやすくなるのです。
理由その2:環境
女性は食べものを食べさせ、人を育てるという母性本能がある為、知らず知らずのうちに、食べ物に近いところに生息します。
例えば、デパート・スーパーマーケット・カフェ・美味しいパン屋など常に食べ物に近くなっていくのです。
そして、仕事でみても男性に比べると、事務などの座り仕事が多い為、1日の活動量も圧倒的に少なくなります。また、休憩時間にはお菓子を食べるなどの習慣もある人が多く普通に過ごしていても太りやすい環境が作れてしまいます。
また、仕事から帰って晩飯の支度、それから洗い物やお風呂掃除などの家事をしているとあっという間に時間が過ぎ、運動をする時間も取れません。
そして、朝も早く場合によっては朝食も抜いて出社するという負のスパイラルができてしまうのです。
理由その3:気質
女性は「セール」や「お得」という言葉に敏感です。
例えば、「今日だけ2つ購入でさらにもう1つプレゼント」
「今日だけ何円引き!」
ということを聞くと、ついつい買うはずのないものを買ったり、通常は1個でいいものを2個買ったりと、このような行動が意識的に太りやすくなる原因です。
ダイエット中でも、今日だけは腹8分目まで食べようと決めているのに、今日しかいっぱい食べれないとなると120%食べてしまいます。
この小さな積み重ねが大きなものになり、いつまで経っても痩せない結果につながるのです。
人間の行動の9割は無意識で動くので、自分が意識していなくても、本能的にこのような習慣がついてしまいます。
どうすれば痩せやすい体質になる?
さて、これまでは女性が太りやすい3つの理由を説明してきました。女性の生理的要因は避けては通れませんが、日々の食事の中で脂肪がつきにくい体質を作ることができます。
ここで、大事になってくるのが「基礎代謝」です。
基礎代謝とは、何もしていなくても勝手に消費していくカロリーのことです。
つまり、この基礎代謝の数値が高ければ高いほど、食べても太らない体質を作ることができるのです。
ではどのような食事をすれば基礎代謝は上がるのか?
ここで、基礎代謝下げる食べ方を4つ紹介します。
・朝食を抜く
・早くダイエットを成功しようと全く食べない
・炭水化物を全く取らない
・カロリー0の食材でお腹を満腹にする
こうした食事は基礎代謝を下げます。それは不十分な食事をしていては栄養が足りていない為、筋肉量が低下するからです。
食事をすることで体を温めます。ですので、朝食を抜くことや粗食になることは体温を下げることになり、結果的に太りやすくなってしまいます。
基礎代謝を上げる食べ方ではズバリ高タンパク低カロリーの食事です。ここで注意するのが、しっかりと炭水化物(ご飯)を食べるということです。炭水化物は筋肉の成長に必要不可欠な栄養である為、糖質は太るからといって、全く食べないのは避けましょう。
できれば、運動もしておきたいところですが、日々家事が忙しく、仕事もしている女性は運動をする時間なんてないと思います。そんな忙しい人ためのトレーニング法もありますので、参考に使してみてください!